- 2006年6月 1日 23:24
- Linux
オープンソースと自由
Free Standards Group CEO, Jim Zemlin
Freedom of Choice is a Myth
Linux is not Linux
We are at WAR
という3本柱で始まった2日目のLinux World Expo / Tokyo 2006,日本語も喋る(驚いた)FSGのCEOであるJim Zemlin氏のプレゼンは流石.話の内容と流れ,整然とした要点整理,プレゼン資料の量と質,どれをとっても退屈しないプレゼンに仕上がってました.
オープンソース,つまりソースコードにアクセス出来る事が自由の全てなのか?そこにコストは無いのか?という問題提起から.自由,更にはそれを選択する事には「完全な自己責任」というコストが存在する.ベンダーによる強い囲い込みを悪としながらも,ベンダーによる保障やサポートを求めるというパラドックス.これを解決するものとして我々はオープンスタンダードを掲げるという出だし.
オープンスタンダードは決してオープンソースと反するもの,つまりは自由の拘束ではない.オープンソースの自由を生かしながら,標準化のロジスティックスで多くの物を得ようとする考え方だ.選択肢の多さとソースコードへのアクセス(それは今OSSが自由として抱えているもの),相互運用性の高さによるリスク及びコストの軽減,保障されたブランドによる安心とコラボレーションの可能性,そしてそれは純粋な技術競争の場であり,標準化を中心としたスパイラルな成長である.
Server, Desktop, Embedded どの分野でもLinuxには更なる進化の余地が大いにある.だがその進化は種の分化たる進化であってもらっては困る.Linuxという相互運用性に優れたブランドを,LSB Certifiedが保証する.
簡単に要件をまとめるとこんな感じだったかな?
午後はConferenceに出てみたり,昨日回らなかったブースをウロウロしてみたり,Novellのブースでクルクルしてみたり(また?),仮想化技術の話を聞いていたりしました.XenやSolaris Zoneの話を聞いていて思った,Linuxは何故chroot止まりでBSDのJailのような機能を実装しなかったんだろうか.リソースを細かく管理する事が難しいから注力しなかったのかな? そこんとこ謎です.仮想化技術という水を得て,スケールアップの流れが再び加速しているように見えるけれど,この流れはいつまで続くだろう.歴史は繰り返すね.
昼はファミマで弁当を買い,ベランダで海風にあたりながらユッタリ.有明にいると人間の優れている面と,愚かな面が両方見えてくる.それほどこの街の風景は現実離れしているような気がする.

SUSEのブースでクルクルしてもらったクリスタルストラップ,昨日もらったNECのUSBメモリにつけて使うことに.抽選会では明日発売のSUSE 10.1や,Geeko(カメレオンの名前だそうだ)のヌイグルミ(大)などをお持ち帰りする人の姿が見られた(笑 SUSEはiSCSIのストレージとして動作出来るのか,それはそれで凄いかもしれない.FCストレージは高くつくからなぁ.

3日目である明日は用事があって行けないのだけれども,Linux World Expo / Tokyo 2006それなりに楽しませていただきました.関係者の皆様ありがとうございます&&お疲れ様でした.

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